令和5年度の活動報告

2023(令和5)年度の主な活動

(1) 通常総会の開催

 4月27日、林業会館3階大会議室で21名が出席して通常総会が開催され、木戸口理事が議長を務めるなか、事務局からの原案通りに承認されました。その後、総会に引き続き、北海道水産林務部森林計画担当局長の加納剛様を講師に「北海道における森林吸収源対策」についての講演会を実施しました。

(2) 「未来の森函館」での活動

◆春の植樹祭

 5月12日、函館支部が主体となり、北海道渡島総合振興局、函館サンモリッツくらぶなど地元地域の人々31名との協働で、獣害防止材の取り外しのほか、整備に多大な貢献を頂いた故斎藤サダさんを偲んで、ヒメコブシを植樹しました

◆秋の育樹祭

 10月13日、春の植樹祭同様に31名の参加者により、野鼠被害防止用袋や樹病による枯損木の伐倒整理のほか、植樹したトドマツ・ヒバの枝打ち作業を実施しました。

◆既存(2006~2023年)植樹木の現況調査

 令和6年3月28日、地元の賛助会員である北栄測量設計(株)の協力のもと、今後の適切な維持管理のため、これまでの植栽木の配置状況について確認測量を実施し、確認した47本の記念植樹の位置を示す平面図を作成しました。

(3) 八雲・茨木記念の森現地調査確認

 10月11日、石子理事長ほか4名で植栽木の生育状況を確認しました。これまで、植栽したトドマツが下草の繁茂によって覆われることにより成長が妨げられることを防ぐため、7月頃を目途に下草刈り(保育)を行ってきましたが、植栽木の良好な成長を確認し、今後は下草の繁茂により被圧される懸念もないと判断し、次年度以降の保育は不要としました。

(4) 第73回北海道植樹祭に参加

 5月28日、北海道胆振東部地震から5年目の節目を迎える被災地(厚真町幌内)において、復興の願いを込めて開催された「第73回北海道植樹祭」に石子理事長ほか5名の会員が参加し、森林の再生に向けてアカエゾマツの植樹が行われました。